一体型と分離型のドラムカートリッジとは?
一体型と分離型のドラムカートリッジとは?
ドラムカートリッジは、レーザープリンターや複合機に欠かせない重要な部品です。
ドラムには、感光体というローラー(筒状の形)が入っており、インクを用紙に押し付けていきます。
トナーを付着してから文字や画像を用紙に印刷するので、印刷の仕上がりにかかせないのがドラムの役割です。
重要な役割をしているドラムは繊細なので、汚れが付いたり、傷が付いてしまうと、用紙全体が汚れて印刷されてしまいます。
ドラムカートリッジは2つのタイプがあります。
・一体型のドラムカートリッジのメリットとデメリット
一体型ドラムカートリッジは、トナーカートリッジと1つになっているタイプです。
印刷する場合、トナーカートリッジだけやドラムカートリッジだけでは印刷できません。
どちらか一方が故障すると2つまとめて交換する必要があります。
費用面は、少し高いイメージがあります。
・分離型のドラムカートリッジのメリットとデメリット
分離型ドラムカートリッジは、トナーカットリッジと分別できるタイプです。
カートリッジに不調があった場合は、ドラムとトナーどちらか一方が原因です。
原因がどちらにあるか調査に時間がかかります。
費用面では、一体型と比べて安く抑えられます。
・まとめ
ドラムカートリッジは消耗品です。ご使用状況によってはメッセージが表示される前に印刷が薄くなることがあります。
カートリッジが寿命に近づくと、プリンターのステータス画面などにメッセージが表示されますので、メッセージに応じて交換してください。
稀に数枚印刷できる場合がありますが、表示された色の新しいカートリッジを用意しておきましょう。
大量の印刷をするときは、印刷が途中で停止しないように新しいカートリッジを交換することをおすすめいたします。
なお、メーカーによって取扱方法が異なりますので、必ず取扱説明書に従って対処してください。
<トナー/ドラムカートリッジの保管方法>
・使用する直前まで未開封の状態で保管してください。
・トナーカートリッジを保管する場合は、立てたり、裏返したり、逆さにしないでください。
カートリッジの中のトナーが固まり、振っても元に戻らなくなる場合があります。
・高温多湿の場所やホコリの多い場所、外気温との差がある場所は内部に結露が付着することがあります。結露は印字品質に良くありません。
印刷中にトナー残量がなくなったときに備えて、早めにカートリッジを用意しておきましょう。