ベルトユニット・定着器ユニットの豆知識
「まもなくベルトユニット交換」または「まもなくベルト交換」(「マモナク ベルト コウカン」)というメッセージ表示を見たことはありますでしょうか。
この表示はベルトユニットの寿命が少なくなっている表示です。
プリンターや複合機の消耗品には、トナーカートリッジやインクカートリッジ、廃トナーボックスだけではなく、ベルトユニットや定着ユニットなど様々な消耗品があります。
今回は、ベルトユニットと定着ユニットについて、豆知識としてご参考ください(^o^)
●ベルトユニット
ベルトユニットとは、トナー像を用紙に転写(付着)させる重要なユニットです。
トナーカートリッジに残量がいくら残っていてもベルトユニットが消耗してしまうと印刷はできません。
ベルトユニットは、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのイメージドラムの下にあります。
トナーカートリッジに比べ長く使用できますが、消耗品のため、カートリッジと同様に交換が必要になります。
交換時期が近づくとプリンターや複合機にメッセージが表示されますので、取扱説明書に従って交換してください。
ご利用者様からメッセージが表示されても数枚印刷できますか?というお声を頂きますが、
印刷できる枚数はあまり多くはないため、ストックを予め準備しておくことをおすすめします。
●定着器ユニット
定着器ユニットとは、用紙に転写されたトナー像を熱と圧力により用紙に融着させるユニットです。
紙に融着されたトナーが剝がれないようにする重要な役割を担います。
定着ユニットは装置内部の奥側にあります。
何度も用紙がカールしたり、しわや折れが生じるなど用紙不良が起きている場合は、定着器ユニットが劣化している可能性がありますので、注意しましょう。
トナーカートリッジに比べ長く使用できますが、消耗品のため、カートリッジと同様に交換が必要になります。
交換時期が近づくとプリンターや複合機にメッセージが表示されますが、メーカーのサービスエンジニアによる交換作業が必要になる場合もあります。
定着器ユニットは高温になっているので、取扱説明書に従って作業は慎重に行ってください。
※メーカーによっては、ベルトユニットを転写ユニットやITBユニットと呼び、定着ユニットをフューザーユニットと呼称しています。
新しいベルトユニットや定着器ユニットは早めに準備しておきましょう(^o^)