~プリンタートラブルについて(給紙トラブル編)~
今年も早残り3か月、鍋の美味しい季節となりました。
朝晩が冷え込みようになり、着るものや寝る際に掛ける毛布が
厚手に変わり、これからの時候の移り変わりに毎年驚かされます。
少し早い気もしますが、前回のお話でも触れたように
年賀状の準備が念頭をかすめて参ります。あまりプリンター機を
使用せずにおくと、様々な印刷トラブルが少なからず起きてしまいます。
いざ印刷をした時に、給紙ローラーが空回りしてしまい、
正常に紙送りされずに用紙が詰まってしまったり
多くの用紙を無駄にしてしまったりした経験はありませんか?
今回は、給紙がうまくいかなかった場合の原因と対処法についてまとめました。
~~プリンタートラブルについて(給紙トラブル編)~
給紙がうまく行かない時は、まず、用紙をよくパラパラとさばき揃えてから
もう一度電源を入れてみる、またはプリンターが水平な位置に
きちんと設置されているかを確認することから始めてみましょう。
それでも改善しない場合、プリンター内部に「紙粉」と呼ばれている、
用紙に付いた粉末状のゴミが溜まっていることが原因の可能性があります。
「紙粉」が原因の場合には、市販のクリーニングシートを使用して、
ローラーを綺麗にしてみましょう。
年賀状の印刷をしようとした際に、はがきがうまく給紙されず、
エラーばかり起こして、年納めにイライラ!
クリーニングシートでローラーをメンテナンスしたけれども改善されない!
という経験はどなたにもあると思います。
その場合には、はがきの種類も大切なポイントとなってきます。
○ハガキの種類
郵便局購入の官製はがきであれば、どのプリンターにも対応しています。
ただ、「インクジェット用」など、用紙の表面の質感が異なる種類がありますので
購入の際にはチェックしましょう。
ところが、プリンターメーカーが販売している
プリンター用はがきはエラーを起こす可能性が高くなります。
これは、販売するプリンターメーカーの規格に合わせて
はがきが作成されているためです。
ですから、官製はがき以外のはがきを使用する場合には、
お使いのプリンターメーカーが販売している
はがきを使用するようにしましょう。
○片面印刷済みなど、加工がされているか
一般家庭用のプリンターは、新品の用紙に
印刷することを想定して作られています。
そのために、すでにイラストなどが印刷されているハガキとは
上手く反りが合わない場合があります。
プリンターが「すでに印刷済みの用紙だ!」と判断してしまい
上手く給紙されないという現象が稀にあります。
プリンターでの印刷をする場合には、郵便局で販売している
ハガキかメーカー純正のハガキを使用するのが望ましいです。
○印刷の順番
年賀状など、ハガキの印刷を行う場合、宛名と裏面のどちらを先に
印刷すべきなのかと迷った方はいらっしゃいませんか?
これは、技術的には順番は関係なく、どちらから印刷しても問題はありません。
しかし、綺麗にハガキを仕上げるためにおすすめできる順番はあります。
①まず、宛名を印刷
裏面の印刷した後、ハガキが真っ直ぐになっていない
という経験は『インクジェット印刷あるある』といえます。
裏面は印刷する場所が広いため大量の宛名面と比較すると
多くのインクを消耗し歪みができてしまいます。
用紙がシワシワに歪んでしまったまま宛名を印刷すると
綺麗にインクが乗らずかすれてしまったり、歪んで
印刷されてしまったりする原因になります。
インクの消耗が無駄にならないためにも、綺麗に印刷するためにも
まずは宛名から印刷することをおすすめします。
宛名は裏に比べて使用するインク量が少ないので、
そこまで大きい歪みは無いでしょう。
②歪みを取る
印刷後、歪みを取るために、重い本などで重しをして
しばらく置くと、元の真っ直ぐなハガキになります。
③裏面を印刷する
歪み取りを行った後裏面を印刷します。
裏面の印刷が上がったら一枚ずつ取り出して並べて置きます。
この時すぐに重ねないようにしましょう。
というのも、すぐに重ねてしまうと、乾いてないインクが
他のハガキに付着してしまい、汚れの原因になってしまうからです。
場所と時間がかかってしまいますが、一枚一枚並べて乾かすようにしましょう。
上記の方法で綺麗にはがき印刷ができると思います。
さて、簡単にまとめたいと思いますが、もしプリンターで
上手に給紙できなくなってしまった場合には・・・
・用紙がプリンターに対応しているか確認する
・クリーニングシートでメンテナンスする
・ハガキの印刷は歪みを直してからにする
・それでもダメならメーカーへ修理の依頼をする
という方法で対処してみましょう。
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