~知っておきたい印刷の仕組みについて~

「転写」「定着」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

文字や画像は用紙に印刷をする。それはインクを紙に転写、定着させることによって印刷できます。

例えばカラーの印刷は、Cのシアン:水色、Mのマゼンダ:ピンク、Yのイエロー:黄、Kのキー・プレート:黒の
4色でつくり、それぞれのインクを流し込むことで、カラーの印刷物が出来上がりますが、
印刷はどのような仕組みで出来上がるのか確認してみましょう。

■印刷の仕組み
1.帯電
感光ドラムの表面全体に均一に静電気を帯びさせます。

2.露光
電荷を帯びた感光体に、コピー原稿のイメージに基づいたレーザー光を照射します。レーザー光の照射部分は静電気がなくなります。

3.現像
トナーを感光体に近づけます。静電気のない部分にだけトナーが付着します。

4.転写
プラスの電荷を帯びた紙を感光体に近づけます。プラスとマイナスの電荷が引き合う性質を利用し、感光ドラム上のトナーを用紙に移します。

5.定着
転写された直後のトナーは紙の上に乗っているだけなので、すぐに剥がれてしまいます。
定着ロールで熱と圧力をかけ、トナーを溶かして紙に染み込ませることにより、剥がれないように定着させます。
印刷された用紙が出来上がり完了となります。

以上のように印刷は帯電、露光、現像、転写、定着の順に印刷を行っています。

ご参考にいただければ幸いです。

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